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【書評】未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望 


イーロン・マスクをご存知でしょうか?

Paypalの創業者であり、同社を売却した後に「スペースX」「テスラ・モーターズ」という
ベンチャーを作ったことで有名な経営者です。 


アメリカでは、2013年のフォーチュン誌でジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグを抑えて
今年の「最優秀ビジネスパーソン」に選ばれていることからも
注目度の高さが伺えます。

しかし、日本での知名度は高くなく
Paypalといえば、Paypalマフィアが有名(YoutubeやLinkedin等)ですが
イーロン・マスクについては、その中でも親玉というイメージがありながら
その後に起こした会社が、ITとは一線を画した「宇宙ロケット」と「電気自動車」であったため
それ程興味を持っていませんでした。

本書はCEOとしての経営術に関する書籍ではなく
Paypal創業までのIT系自伝という側面と、
イーロン・マスクという規格外の起業家の壮大なる目標に向かって進む
行動力と諦めない信念について学ばされる一書です。





規格外の行動力


てっきり、生粋のアメリカ人だと思っていたのですが
何と南アフリカの出身。
自由の国アメリカに憧れて渡米し、スタンフォード大学を2日で辞めて
起業という、これまた想像以上の異色の生い立ちでした。


・スタンフォード大学入学時のインターネットブームに乗って、オンラインコンテンツの出版ソフト製作会社Zip2を創業

・その後、売却→再度起業→合併を経てPayPalを創業

・e-bayによるPayPal買収で手に入れた資金でスペースXを創業

・スペースXと並行してテスラ・モーターズへ出資し、後にCEOへ


驚かされるのは、その行動力です。
アフリカから渡米して、2日でスタンフォードを退学した後に複数回起業しています。
凡人にはそのうちの1つでも行動することが困難であろうことを
たった数年でめまぐるしいまでに実行してしまうのです。

逆境を乗り越える強い意思


順風満帆な人生を送っているようなイーロンですが、
その裏では同じぐらい憂き目にもあっています。


・社内クーデターにより、PayPalを追放

・スペースXによる宇宙ロケット打ち上げの度重なる失敗

・テスラ・モーターズにて、最初のモデル「ロードスター」の制作が進まず
 資金が枯渇


大なり小なり誰もが逆境を乗り越えて日々生活をしていますが、
多くのステークホルダーを抱えているイーロンほど責任のある立場から
逆境に対して強い意思を持ってリードし、乗り越えていく過程の詳細まで
描かれていることも本書の見所です。

驚異的なイノベーション


・従来の10分の1のコストで宇宙ロケットを制作

・従来の電気自動車のイメージを覆すクールなデザインと革新的なバッテリー


今まで挙げた行動力と信念をもったCEOは過去にも存在したかもしれませんが、
圧巻なのが従来の業界慣習を一変させてしまう革新的なアイデアです。

宇宙ロケットでは、コスト意識の無い業界の慣習を逆手にとり、
電気自動車では、アップル並みの細部までこだわるデザイン
PC等で使われるバッテリーを幾つも搭載させて動力にするという恐るべきアイデア。

もちろん全てがイーロンのアイデアというわけでは無いでしょうが、
そのノベーションを連鎖させる環境を創ったことが
彼の1番の功績ではないでしょうか。
その環境作りからイノベーションが生まれる様子も詳細まで描かれています。

人類に貢献する


これらの行動力、強い意志、革新的なアイデアの先にあるビジョンが
人類の将来を見据えた上で貢献するという壮大な目標です。
 
   地球の人口はすでに70億人を突破し、今世紀半ばには100億人にも届くだろう。
 二酸化炭素は増加し温暖化は進み、異常気象は頻発し、水不足や食料危機が叫ばれている
 地球に本当にそれだけの人間が住めるのだろうか。
 イーロン・マスクは「いずれ人類は地球以外の惑星で住まなくてはいけなくなる」との考えに至った。

   その一方で、火星ロケットはすぐに作り出せるわけではなく、時間が必要なことも事実だ。
 そこで、二酸化炭素による地球環境の悪化を少しでも食い止め、地球の延命を図るために、
 排気ガスをまき散らすガソリン車ではなく、電気自動車の本格的な普及を決断した。


成功に満足せずに厳しい困難に向かっていく
その背景には更に大きな目標があった訳ですね。

イーロン・マスクの抱えている課題の大きさは自分自身とは比較になりませんが、
読み替えると何かを成し遂げるということは
運だけでなく、強い気持ちと目標を見つけることが大事だと
強く感じさせる本です。

啓発的な面だけでなく、自伝としての物語で見ても
面白いお薦めの一書です。



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