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【書評】 レイヤー化する世界 



著者の佐々木俊尚さんはジャーナリスト、特にIT系ジャーナリストとしては大変著名な方で
ニコニコ動画やUSTREAM等のネットメディアにも多数出演されており、
国内ネット業界との繋がりも深く、
過去の著書としては、「ノマドワーキングのすすめ」や「ニコニコ動画物語」など
テクノロジーとリアルとの関係を背景としたユニークな書籍を多数出版されています。

本書はそのような著者の経歴に加えて題名からも察するに、てっきりIT業界/テクノロジの
レイヤーに関する書籍だと思われがちですが、内容は世界史・経済・働き方に関する書籍となります。

 

世界史は欧米中心の歴史に書き換えられている



欧米が世界の中心となったのは

まず第一に、中世帝国の世界システムが衰退してしまったこと
第三に、ヨーロッパはそれぞれの国の国民が団結し、強い軍隊も持っていたこと



ウチとソトを利用した経済圏



帝国主義は世界全体をヨーロッパとそれ以外に分けたのです。これは国のウチとソトを分ける国民国家の考え方を、ヨーロッパというウチとアジアやアフリカというソトに分けるという考えにまで拡張したものです。

巨大企業のウチとソト。
まるで入れ子のように、円がいくつも重なって広がっていくイメージです。



今後のアーキテクチャの変化



・フラット化、細分化

先進国と途上国のちからが同じになっていくこと。
民主主義によってみんなで国を支えられなくなっていくこと。

・個人はどのように対応していくのか?
考え方を変え、生き方を変えていかなければならないでしょう。



総評



本書の見所は、単純な世界史書としても楽しめるのに加えて、受験勉強の世界史では学べなかった
経済史の視点から読み解くことで、当時の人々の生活/思想に関してまで見えてくるといった
多面的な楽しみ方ができることです。

私自身、受験勉強で世界史を選択していたこともあり
フラットで平等な視点で書かれている歴史観に強烈な印象を受けました。

また、後半部の名著「ワーク・シフト」(リンダ・グラットン著)を彷彿とさせる
個人レベルにまで着目した働き方/生き方に関する記述は私達の未来の可能性まで感じさせられます。

歴史に興味のある人のみならず、
ビジネスパーソンやテック系の人もオススメの一冊です。

  




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